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様々な人の人生に、子供たちが触れる機会を提供する『Kids Meet』とは?

  アメリカで現在、かなりの勢いで視聴者数を伸ばしているインターネットメディアがあります。Cut.comという企業が運営する『Hiho Kids』というもので、昨年末に『BizSeeds』でも紹介しました。その当時の視聴者数は190万人弱だったのですが、それから9ケ月後の今日現在、その数は318万人にまで増えています。

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多くの子供が「生き方の多様性」に触れる機会をというミッション

 このメディアは、いくつかの番組によって構成されていますが、一番人気は何といっても『Kids Meet』というシリーズです。この番組は、「様々な背景のある大人達に、子供たちが出会い質問をする」というのがコンセプト。日系収容所経験者、助産婦、バレリーナ、ガン克服者、自殺未遂経験者、ガン乱射事件の経験者など、本当にありとあらゆる人が登場します。様々な人のキャリアや、人生の経験に触れながら、子供たちが率直に質問をしていく様子は、とても興味深いものがあります。

 

 中には元銀行強盗やハッカー、中絶を肯定する女性や、セックスワーカー、ドラッグクイーンといった人も登場するため、宗教上の理由や年齢的に小さな子供には視聴が相応しくないという回があることを指摘する人はいるようですが、「そういう回は見なければいいだけ」ということで、概ねアメリカ社会は、このメディアの取り組みに好意的のようです。

 

 同社のミッションは「生き方の多様性や様々な人の人生の経験に、子供が触れる機会を創出すること」とありますが、これはとても大切なことだと思います。「大学ではこれを学びなさい」とか、「社会ニーズの高い職業を選びなさい」など、「よかれ」と思って、大人が思う将来に子供を誘導してしまうことはよくあります。しかし、それは本当の意味で子供の人生のプラスにはならないでしょう。また、誰かの人生の物語の中から、人生の意味や将来目指すべき方向を見つけられる子供もいると思うのです。

 

 これはジェネラボのコンセプトでもありますが、私たち大人が子供に提供すべきは、彼らが自らの力で人生を切り開いていくために必要な「種」だと思うのです。そしてその種をどうやって子供に手渡していくかは、すべての人が取り組むにふさわしい価値ある課題でもあります。このメディアが急成長している理由も、そんなニーズが裏付けされているからに他ならないでしょう。

 

 番組はたくさんストックがありますので、時間があれば是非いくつか視聴してみてください。

Kids Meet | HiHo Kids - YouTube

 

『BizSeeds』で紹介した記事も、合わせて読んでいただけると嬉しいです。

bizseeds.net