Generativity Lab™

次世代に何かを繋ぐ「社会還元共有型」マーケティング™が企業と社会を変える

眼鏡メーカーが実現させた、「Buy one, Give one」活動

 ヴィンテージ風のフレームとそのスタイリッシュさで、急成長しているアイ・ウエア(眼鏡)ブランドがあります。Warby Parkerというニューヨークを拠点にした会社ですが、ちょっと変わった販売法と社会貢献活動で、アメリカでは爆発的な支持を集めています。

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分かりやすい貢献方法は、支持されやすい

 来年創業10周年を迎えるこの会社、10億ドルの企業価値を認めらた非上場のベンチャー企業、「ユニコーン企業」です。ツイッターフェイスブックも、元をたどればユニコーン企業だったということを考えると、いかにこの会社が優れた企業かが分かります。2015年には100万ドルの資金調達にも成功、名実ともにアメリカを代表するアイ・ウェアブランドに一気に成長しました。

 

 彼らのビジネスの特徴は、「ハイクオリティな眼鏡をリーズナブルな値段で」と言うことにこだわっている点。値段は95ドル(一部商品除く)と、とても手ごろ。そして何より、それらを完全オンライン販売している点が注目されています。眼鏡はフレームによって、顔の印象が変わってしまうもの。ですから「試着必須」の商品でもあります。オンライン完全販売だと、当然その点が不安ですが、そこに素晴らしい解決策を見出したことで、この会社は大きく成長したと言います。

 

 彼らが導入したシステムは「Home Try On」という自宅にいながら、いくらでも試着できるサービス。気に入ったフレームをネット上でオーダーすると、試着用メガネを送ってます。これはあくまで試着用なので、済んだら送料無料で返却します。気に入ったフレームがあれば、それを注文。試着用をキープではなく、新品が届けられます。もちろん気に入らなければ、何度でも試着をすることが可能です。

 

 こうした利便性あるサービスは、アメリカ人が支持する傾向が高いですが、それに加えて忘れてはならないのが、同社の社会貢献です。彼らが行っているのは「Buy a pair, Give a pair」というもの。世界には、眼鏡を必要としているのに、それを所持することが出来ない人は約25億人もいるとされます。 この問題を解決すべく、同社では各国の人道支援組織との連携により、「眼鏡を1つ購入したら、誰かに1つ眼鏡がいきわたる」、という活動を続けているのです。現在までに同社が支援した国の数は50以上。こうした活動に共感し、同社商品をリピート購入する人も多いと言います。

 

 さらに同社が素晴らしいのは、ただ単に眼鏡を配るのではなく、現地で職業販売トレーニングを行っている点です。基本的な視力検査を出来る技術を伝え、それを生活の糧にしてもらう方法を取っているのです。販売する眼鏡は、貧困地域の人でも手が出せる安価で販売する仕組みを作り、その土地に富の循環が生まれるように工夫しているのだそうです。

 

 ちなみに、子供への眼鏡提供は、現地の学校を巻き込んで行ってようです。学校に直接出向き検査を行い、必要とする子供に眼鏡を提供しているます。未来を担う子供たちが、視力が問題で学習できないということがなくなるようにという企業ミッションは、非常にクリアで分かりやすいと思います。最後に彼らの活動をまとめた映像を紹介しておきます。

 

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