その流れでお知らせなのですが、この4月より、関西学院大学に新設された「ジェネラティビティ研究センター」の客員研究員に就任させていただきました。また、アメリカではオンライン高校が母体となるProvidence Global Academyの正式パートナーになりました。日本だけでなく、世界に向けてのリカレント教育や次世代還元教育を、今後作っていく予定です。
このような取り組みだけでも素晴らしいと思うのですが、さらに素敵なのは彼らのチャリティプログラムです。旅を楽しむ経済的余裕や健康的な理由でなかなか外出できないような家庭の子供たちを支援するために、「Trip for a Trip」というプログラムがあるのです。同社では、売り上げの1%がそうした子供達への「日帰り旅行」のギフトに充てられています。
アメリカではそんな「学び」の一環として、『ペニーハーベスト・プログラム』と呼ばれるものがあります。1991年に設立されたThe Common Centsという非営利団体が運営するプログラムで、長い活動実績があります。プログラムはだいたい1年間かけて行うようにデザインされており、参加対象となるのは4歳から14歳までの子供です。
この時期になると、毎年「その年にどの州が一番社会還元をしたか」というような統計が出ますが、金融媒体『SmartAsset』が先月末に発表した統計によると、今年一番慈善活動に積極的だった州は、ユタ州となっています。この統計はアメリカのメトロエリア(大型都市)200か所を対象に、所得に対する慈善寄付、慈善寄付に対する納税申告の割合、平均慈善寄付、ボランティア率、およびボランティアとして過ごした時間を統計し、導き出したもの。ユタ州は何とトップ3つのメトロ・エリアを独占(Provo-Orem、Ogden-Clearfield、Salt Lake Cityの3か所)、しかもユタ州が上位になるのは、実は毎年のことです。